9月の魔法
子供の頃、太田裕美さんの「九月の雨」や竹内まりやさんの「September」が好きだった。いまでも9月になると「セプテンバー♪そして9月は~」とつい口ずさんでしまう。昭和の歌謡曲って本当に素敵!まるで短編小説みたい。私が作詞家になりたいな〜と思うようになったのも、日本語の美しさが好きで、歌が好きだからだと思う。日本に生まれて幸せだ。あ〜、カラオケにいきたい。
私はなぜか9月から動き始めることが多かった。引越しは3回。仕事が決まったことも辞めたこともある。最近では9月にピアノを習い始めて、1年後の9月にやめている。
あんずが小さかった頃❤可愛すぎる
ピアノの声が聴こえる
いつからかわからない。心の奥でずっとピアノを弾いてみたいと思っていた。 YouTuberのハラミちゃんにもやられた。なんの気なしに初めて観た、ストリートピアノでハラミちゃんが弾く「シングルベッド」を聴いて、突然ぶわっと涙が出て止まらなかった。胸を刺すような表現力。つんくさんの声が聴こえた。そこからハラミちゃんつながりで、けいちゃんにもハマった。けいちゃんが弾く乃木坂46の「インフルエンサー」は何十回聴いても飽きない。技術もすごいが性格も素直でユーモアがある。2人ともTVに出るようになって、ずいぶん遠い存在になってしまったと感じている。
麻子になりたくて
中学の頃は、近所のお店でコーラとポテチと別マをセットで買うのが好きだった。別冊マーガレットのくらもちふさこさんの漫画が大好きで「いつもポケットにショパン」の麻子のようになりたいと思っていた。
麻子はピアニストの娘で幼少期からピアノを弾いていた。同じくピアニストの息子、きしんちゃんとは幼なじみ。きしんちゃんが留学先のドイツで事故に遭ってから始まるすれ違い、両親の問題、交友関係、ピアニストとして劣等感を感じている麻子の成長などが丁寧に描かれている。 楽譜など1度たりとも出てこないのに、ピアノの音が聴こえるから不思議だ。
物語のラストで2人はライバルとして音楽コンクールに出る。身体と心、両方の痛みを抱えながらきしんちゃんが演奏するシーン。麻子と一緒に読者も泣いてしまうだろう。漫画ってすごいな~!と思わせる名作だ。
2018年NHK朝の連続テレビ小説「半分、青い。」にこの漫画が登場した時には、やった~‼️と叫んでしまった。
いつかポケットにショパン
さて、私のピアノ生活は1年で終わったわけではない。夜のバイトを始めたり、一時的な病気がみつかったりで時間的にどうにもならなくなったので、一旦退会します、ということにしてもらったのだ。ピアノの先生が当初「還暦までにショパンが弾けるようにがんばろか」と冗談半分にかけてくれた言葉を忘れることはできない。
ピアノは本当に楽しかった♬︎♡いくつからでも遅くはない。またいつか、ピアノに向かえる日が来るといいなと思っている。
感動のラストシーン
風
走るために生まれてきたみたい
風と仲良く笑うんだね
素敵すぎて まぶしくて
どんどん私から
離れていく気がしたんだよ
ようこそ、あんずのくにへ
‥もう一度感動してみませんか?
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