似合わないって誰が決めたの？

　最近すっかり『おしゃれ迷子』になっていました｡春になったら着るのを楽しみにしていたお気に入りの服｡いざ着ようとしたら､全然似合わない｡これって､黒髪にしたから？いや､それだけじゃない｡これまでにもこういうことは何度もあった｡歳と共に体型や肌色や雰囲気までも変わっていくのだから｡そういえば､若い頃は髪が多いと悩んでいたのに､今はボリュームがなくなったと悩んでいる｡どうしたものか‥。

f:id:Lizdiary:20240511144247j:image

　そんな時に､『似合わないって誰が決めたの？』という小泉今日子さんの言葉に出会った｡だ､誰が？‥わ､私がです｡思わず答えてしまうほど強烈で｡これは小柄な美容師さんが急に太り出して､髪型や着る服が似合わなくなり､毎朝出勤するのに気が重くなっているという悩みに対する回答｡さすがはキョンキョンだなって思いました｡

そんなキョンキョンも､『おしゃれ迷子』を経験している｡身長154㎝と小柄で､見た目にはわからないが若い頃に比べると８㎏太ったとか｡ちょうど50代に入ったあたりで会社を立ち上げ､少しの期間､裏方に専念されていた｡裏方だから目立ってはいけないというのと､50代って何を着たらいいのかしら？という迷いが同時にやってきて混乱し､かなり保守的な服装をしていたそうだ｡髪型も､ずっとお任せしていた方から裏方だからと離れて､別の美容院に行ってみたら気に入らなくて､また他へ行き『美容室さすらい人』になっていたらしい｡

キョンキョンも猫と暮らしてます♡ f:id:Lizdiary:20240511145958j:image

キョンキョンが正気を取り戻したのは､コロナ禍だ｡久しぶりに､ゆっくり自分のことを考える時間を持て

『私ってどんな人だっけ？なにが好きだっけ？』

私ってもっと元気で､ポップで､面白いことが好きだったんじゃない？そうだった！そうだった！といてもたってもいられず､すぐに美容室に行って､前髪と後ろ髪にピンクのインナーカラーを入れ､そのピンクが勇気と自信を与えてくれたのです｡結局は､すべて自分の自信のなさから生まれた行動だったと言います｡

「日本人は太っていることに否定的な考えがある｡欧米の女性たちは太っていても堂々と自分の好きなファッションを楽しんでいる印象がある｡似合わないと決めつけてしまうのは自分自身かもしれません｡自分のために好きな服を着る！そんな心意気でファッションを楽しんでみて下さい｡」10代の頃から憧れていたキョンキョンに言われると､本当に嬉しい｡

2年前の黒木瞳さん f:id:Lizdiary:20240511150600j:image