満月のチカラ - あんずのくに

　満月の光を浴びると全身にパワーをもらえるようで好きだった｡それなのに､442年ぶりの物凄い満月にはダメージを受けた｡だるいし眠いしイライラするし､前後数日気持ちが晴れなかった｡満月当日も､買ったばかりのiPhoneで写真を撮ろうと頑張ったが､月明かりの下でなんだかぐったりしてしまい､よく眠れなかった｡

もやもやした気持ちのまま､翌日ピンチヒッターで6年生の理科の授業に入ると「月と太陽」の学習をしていた｡これはもしかして､ちゃんと調べなさいという神様のお告げ？と思うくらい､お月様のことを何も知らない自分に気付いたのだった。

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月と太陽と私

　新月から始まる月のサイクルの真ん中に当たる満月の時､太陽と月と地球が一直線に並ぶ。【月←地球→太陽】というふうに地球は月と太陽の両極から強く引っ張られるのでストレスの大きい時期となる。人間の体や脳も引っ張られるので､穏やかではいられなくなり､口論になったり､事故が増えたりする｡私のように心当たりのある方もいるだろうか｡

今回は､それに加えて天王星も直線で重なった｡激しいエネルギーに振り回されないように注意が必要だったのだ｡特に星座の位置から､牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座の人に影響が出やすかったようだ｡水瓶座の私は､まんまとやられてしまった｡

月が獅子座を通過する､14日の夜から16日の朝までも､思い通りにならない状況になり､苛立ちを覚えることになりやすいらしい｡この日も､４つの星座の人は要注意だとか｡気をつけなきゃ！笑笑

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海と月とかぐや姫

　地球の周りを回っているお月様｡月が地球を引っ張るため､地球の表面にある海水が月の引力で大きく盛り上がる｡この時､周りの海水も引き寄せられるので潮が上下し､満潮や引き潮が生まれる｡満月の時は､太陽と月の両極から引っ張られていたのが､新月の時には､月の引力➕太陽の引力になるため海面を持ち上げる力が大きくなり､大潮となる｡

「満月と新月の日は大潮で魚がよく釣れる」とか「満月や潮の満ち引きが出産に影響を与える」とか､昔から言われていることだが､実際にはまだ解明されていないらしい｡科学では証明できないような不思議なことほど､惹かれてしまうのは何故だろう｡おとぎ話には真実が隠されていると言われるが､かぐや姫は月に帰って行った｡それは､何を意味するんだろう？月は太陽がいないと光ることが出来ない。

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