紬ちゃんが繋いだ手を想くんがほどいた時、切なくて胸が張り裂けそうになりませんでしたか?ドラマ「silent」には、悪い人が 1人も出てきません。 みんなが誰かの事を思うあまり、の展開に毎回泣けてきます。
それで気付きました。私の周りにも、悪い人が1人もいないことに。 少し前までは意地悪なことを言ってくる人や、悪口を共有しようとする人もいました。 今はいないのに、なんで私は悩んでしまうんだろう?って。 これはひょっとしてもしかして、誰かの事を思うあまりの事なの?と。
想くんは、紬ちゃんの元カレの湊斗くんに言います。「好きだから一緒にいるの辛くて別れたんでしょ」 想くん自身も、紬ちゃんが好きだから、一緒にいるのが苦しくなっているのに。 紬ちゃんは一緒にいたいだけだと言っているのに。好きなのに自分の意思で別れるのって、人間だけなんじゃないのかな?
浜島町ビン玉ロード(Tちゃん撮影ありがとう)
自分に優しくすること
人の心って不思議。他人には優しくできるのに、自分には優しく出来ない。 「無理しないでね」って人には簡単に言えるのに、自分には無理ばかりさせてしまう。 もうそういうのはやめよう、と思うようになった頃から、周りに嫌な人がいなくなったように思う。
嫌な気持ちになる人とは会わない
嫌な気持ちになる場所に行かない
自分に優しくする
友達にかけていた言葉を自分に向けるようになった。 こんなのとっくに出来ている人もいるんだろうけど、私はずっと出来なかったから。
今日頑張ったことを1番知っているのは自分なんだから、 まずは自分がほめてあげないとね。
大事な人ほど記憶に残らない
そんなにキレイに忘れる?って思うことがあった。 小4の頃仲良くしていた(と思っていた)Rちゃんと同窓会がきっかけで仲良くなった中学の同級生Eちゃんと『バツイチ会』という名の飲み会をした。 駅前の居酒屋でおじさんに紛れて。笑笑 LINEのグループ名は『らぶいち会』にした。
お通しだけでこんなにありました!感激!!
そこでRちゃんが言った。「りずちゃんとは小2の時から仲良かったやろ?」え〜?私の記憶では、低学年の頃は特に仲良しの友達はいなかったはずやよ?「でな、りずちゃんのお父さんが小2の時に亡くなって、私仲良かったから担任の先生にお葬式に行きますか?って聞かれて行きますって言うたんさ。でも給食の時にお喋りしすぎて食べるの遅かったから、行けへんだんよ」嘘やろ?なんてこった。 Rちゃんがもしお葬式に来てくれていたら、私の暗い記憶が格段に違っていただろう。ていうか、本当に小2から友達やったんや‥。
そして、中学では何の接点もなかったと思っていたEちゃんが「私、3年の時はD組」というから驚いた。 いたんだ、D組に!まったく思い出せない。校内暴力で荒れ果てたD組に、こんなに気の合う女子がいたなんて。そういえば、あの頃私は勉強の出来る人を避けていた。 D組なんて最低だと思っていたけど違ったんだ。 人の記憶なんて、私の記憶なんて、あてにならない。
今このタイミングで2人と会えたのも、そろそろ教えてあげようかと、神様からご褒美をもらった気分だ。 空気のようにあたりまえに存在する人に限って忘れてしまう。 私の生活になくてはならない大切な人だったはずなのに。本当に大事な人ほど記憶に残らない。もし私が誰かの記憶に残らなくても、がっかりすることはないのだ。
人はいつだって、優しさに包まれて生きている。
ふたご座流星群を待ちながら
冷たい空気で頭を冷やした
月の光は暖かく見下ろし
夜風はまっすぐ目にしみた
本当の願い事は何なのか
心にたずねると
それを知ることが願いだと
心の声がした
小さい頃は無防備だったね♡
ようこそ、あんずのくにへ